給与明細は、毎月の収入や控除額を確認する大切な書類ですが、初めて見ると「どこをどう見ればいいの?」と迷ってしまうことも。この記事では、サンプル画像付きで給与明細の各項目をわかりやすく解説します。
給与明細サンプル画像(例)
以下は一般的な給与明細のサンプルです(※実際の企業によってフォーマットは異なります)。

この画像を元に、主な項目を順番に解説していきます。
① 支給項目の見方
- 基本給:毎月固定で支払われる給料の中心。会社との雇用契約で定められた金額です。
- 時間外手当(残業手当):残業や深夜勤務、休日出勤に対して支払われる手当。
- 通勤手当:自宅から職場までの交通費。上限がある場合も。
- 各種手当:住宅手当、役職手当、資格手当など、会社ごとの制度により支給。
② 控除項目の見方
- 健康保険:医療費の補助などに使われる公的保険。
- 厚生年金保険:将来の年金受給のために支払う保険料。
- 雇用保険:失業時の給付や再就職支援に活用されます。
- 所得税:給与に対してかかる国税。扶養の有無などで金額が変わります。
- 住民税:前年の所得に基づき翌年6月から徴収される地方税。
③ 差引支給額(手取り)の見方
「支給合計」から「控除合計」を差し引いた金額が「差引支給額」、つまり手取りです。銀行口座に振り込まれる金額はこちらになります。
例) 支給合計:250,000円 控除合計:50,000円 差引支給額:200,000円(=手取り)
④ その他の欄の読み方
- 勤怠情報:勤務日数・労働時間・残業時間など
- 有給残日数:未使用の有給休暇の残数
- 支給日:実際に振り込まれる日付
給与明細はスマホで保存しておこう
最近ではWeb明細やPDFでの配布が主流です。スマホで保存したり、クラウドにアップしておくと後で困りません。
また、確定申告・転職・ローン審査の際に必要となる場合もあるので、毎月しっかり確認・保存しておきましょう。
まとめ:画像を見ながら毎月チェックするクセをつけよう
給与明細は自分の収入と支出のバランスを確認する大切なツールです。最初は難しく感じるかもしれませんが、画像付きで理解すればすぐ慣れます。
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