住宅ローンの金利の種類をやさしく解説|固定金利?変動金利?なにが違うの?

住宅ローンには「金利タイプ」があるって知っていますか?

「固定金利」「変動金利」「固定期間選択型」などがあり、どれを選ぶかで将来の返済額が大きく変わることも。

今回は、住宅ローンをこれから考える人のために、金利の種類をやさしく解説します!

◆ 金利タイプは3つ

住宅ローンには主に3つの金利タイプがあります。

  1. 変動金利型
  2. 固定金利型
  3. 固定期間選択型

それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。

◆ 1. 変動金利型|低金利だけどリスクもある

変動金利は、半年ごとに金利が見直されるタイプのローンです。

  • 金利がとても低く設定されている(2025年現在で0.4〜1.0%程度)
  • 景気の動きに応じて、金利が上下する
  • 金利が上がると、返済額も増えるリスクがある

「最初の返済はラクだけど、将来の金利上昇には注意」なのが変動型です。

◆ 2. 固定金利型|ずっと金利が変わらない安心感

固定金利は、ローンを借りたときの金利がずっと変わらないタイプです。

  • 毎月の返済額が変わらないので、安心して家計を計画しやすい
  • 金利は変動型よりやや高め(2025年現在で1.6〜2.0%超)
  • 長期の安心を買いたい人に向いている

「安心を優先したい人」「今後の金利上昇が心配な人」におすすめです。

◆ 3. 固定期間選択型|最初だけ固定、その後は変動も固定も選べる

最初の〇年間だけ固定金利にできるタイプです。終了後は変動に切り替えるか、再度固定にするかを選べます。

  • 「5年固定」「10年固定」など選べる期間がある
  • 最初は安心&低金利、将来の金利は読みにくい
  • 途中で金利タイプを変えられる柔軟さがある

「まずは様子見で始めたい人」や「近い将来に収入アップが見込める人」などに向いています。

◆ 金利タイプの選び方

金利タイプを選ぶときは、次のようなポイントを参考にすると良いでしょう。

安定した返済をしたい → 固定金利
できるだけ返済を抑えたい → 変動金利
最初は固定にしたいけど将来は柔軟に考えたい → 固定期間選択型

また、家計の余裕や子どもの成長、今後の収入の見通しなど、ライフプラン全体で考えることがとても大切です。

◆ まとめ:金利タイプは「安心」か「低金利」か、自分に合った選択を

  • 変動金利:低金利だが金利上昇リスクあり
  • 固定金利:安心感はあるが金利は高め
  • 固定期間選択型:最初の数年間だけ固定、将来選択可能

住宅ローンは「借りたあと」がスタートです。安心して返済を続けるためにも、自分に合った金利タイプを選びましょう。